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Terradonna

テッラドンナ
Italia, Toscana,

Terradonna
テッラドンナ

産地:トスカーナ州/ヴァル・ディ・コルニア

DOCヴァル・ディ・コルニア圏の中心にある小さな家族経営のカンティーナ。2002年から自社ワインをスタートしました。土壌はミネラル豊富な粘土質、泥質、砂質、石灰質の混じる複雑な構成をしています。丘陵地にある畑は日照時間に恵まれ、風通しが良いために葡萄はゆっくりと成熟。植樹率は1haあたり9000本と非常に高く、収量は5~7千kg/1ha。有機肥料を使用し、濾過機を使わずに自然な状態で清澄します。白ワインは除梗せずにソフトに圧搾し、セメントタンクで熟成され、赤ワインはマセラシオンをセメントタンクで行い、圧搾は行なわれません。どのキュヴェもふくよかなボディで香り高く、タンニンは まろやか。土壌からと海風の影響を受けてミネラルを感じ、余韻の長い仕上がりです。
2007年にヴェロネッリに初登場で高得点を獲得し、トスカーナ沿岸地域の新人王とも言われたカンティーナです。

カンティーナの位置するスヴェレートは、DOC Val di Corniaの伝統生産地域。丘々に囲まれ、海からたったの10キロほどの場所にあります。近くには考古学公園(Baratti,Populonia,Rossa di San Silvesto)や、中世の村々があります(Suvereto,Campiglia Marittima)。

Nedi Collaveri(ネーディ・コッラヴェーリ)は、幼い頃から両親の営む農家を手伝ってきました。この地域の隠れた力を農業耕作を通して学ぶことにとても熱心でした。彼がまだ見習いの時に、様々な場所で農業を学び、それを集約したのが今のカンティーナです。

彼が目指すのは、地域性を映し出すワイン造り。周りの自然と環境をありのまま受け入れ、それを尊重したブドウ栽培を行うこと。

カンティーナのあるエリアは、独特なミクロクリマを持っています。暑い夏は、海からの風によって緩和され、それが理想的な葡萄の成熟につながります。土壌はミネラル豊富な粘土質や泥質、砂質や石灰質の混じる複雑な構成をしており、それがワインに重要な味わいと香りの個性、深みを与えます。樹間はとても狭くしており、根が地中深くまで伸びるようにしています。それによって複雑性をもたらし、また干ばつから守っています。

栽培品種と収穫時期
CABERNET 40% (収穫9月上旬から下旬)、MERLOT 25%(8月下旬~9月上旬)、SANGIOVESE 15% (9月上旬~中旬)、 VERMENTINO-CLARETTE-ANSONICA -TREBBIANO15%(9月上旬~下旬)

栽培におけるポリシーは、土壌にあった栽培、つまり無理した栽培を行わないこと。土壌の特性を活かした葡萄の樹の選択を行い、双方の個性をバランスよく発揮させるようにしています。

醸造は、葡萄自身の力を信じ、極力手を加えないように、自然に任せた醸造を行います。

(1つだけワイナリー名をつけています)。プラシオは、緑がかった水晶(石英)の一種。
ラベルには収穫時の畑の色が彩られています。テッラドンナのラベルは全て、気候、畑、ワインの特徴をテーマに表現しています。

標高:100m
土壌:粘土・泥65%,カリウム、銅、鉄、マンガン、石灰が混じった砂25%
樹齢:平均15年
醸造:手摘みで収穫。セメントタンクで発酵・熟成(14ヶ月)。瓶熟3ヶ月~。

粘土と泥の含有率が高い畑は葡萄栽培をするには難しいため、このエリアの降水量やその他の栽培に関わる要素をもとにして土壌とミクロクリマを何年もの月日をかけて研究してきました。この辺りは夏の干ばつに苦しまれることが多いのですが、代々受け継がれてきた50年以上の経験から栽培技術を改善してきました。特筆すべきは干ばつに関する対策です。我々は常に土を耕すことで夏期の少ない雨をすぐに土壌が吸収できるようにしてあげ、粘土質の部分が固くなってブドウの樹に酸素が行かなくなってしまわないようにしています。そしてより土壌が柔らかい状態にするために、天然の肥料としてソラマメや大麦を蒔いています。

小さな実がなるカベルネとメルロは、一株あたり700~800gを超えることはありません。グリーンハーベストで厳選し、強烈な日差しから実を守るために葉をうまく配置しています。それによって香りを守り、葡萄の成分(酸、タンニン、糖分など)のバランスが得られ、理想的な成熟となります。収穫時は弾力があり、優美で複雑な香りと黒真珠のように黒々とした傷のないブドウを手摘みで選抜します。発酵時からヴィンテージの個性が現われ、熟成期間中には香りがより豊かになってゆきます。

〈ワイン〉

外観:紫がかった濃いルビー色
香り:チェリーや木イチゴ、少し草木の香り、バニラ、シナモン
味わい:柔らかさと豊潤さのバランスが良いタンニン、ミネラルとフレッシュ感が溢れ余韻が長い。アフターにくる甘いスパイスが心地よい。

お料理の組み合わせ:しっかりした味付けのパスタ類、ジビエ料理または熟成したペコリーノチーズ、アーモンド、くるみ、イチジク、チョコレートなどをベースにした各種タルト。イタリアの伝統菓子、パンフォルテにもあいます。

造り手からのメッセージ
我々のワインは、各品種の伝統的な味を持ったものですが、その中に光る個性を見つけてください。きっとそれぞれの個性に気づいてくれることでしょう。