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Domaine du Banneret

ドメーヌ・デュ・バヌレ
France, Rhone,

Domaine du Banneret
ドメーヌ・デュ・バヌレ

産地:ローヌ地方/シャトー・ヌフ・デュ・パプ

「テーブルの上に咲く伝統の味わい」

ドメーヌ=デュ=バヌレは、代々家族で受け継いで来た3haほどのブドウ畑から風格あるシャトーヌフ=デュ=パプを産みだしています。このワインは、穏やかな丘陵地で穫れるグルナッシュ、シラー、ムールヴェードル他、13品種を混醸して造られています。
ゴロゴロと大きな丸い石で覆われたシャトーヌフ=デュ=パプの畑。この大きな丸い石は、昼間のうちに太陽からの熱を蓄えて、気温が下がった夜間には熱を放出します。その結果、熟した果実味あふれる、しっかりとしたワインができあがります。
醸造は昔ながらの手法で行われ、ブドウを手で丁寧に摘み取った後、2年間樫の大樽で自然発酵、熟成されます。濾過器を使わないため、繊細なタンニンがそのまま残っています。このタンニンが自然に造られたワインの証であり、30年以上の長期熟成に耐える事を可能にします。平均樹齢60年のブドウの木から生まれるワインは、芯の強さ、繊細さ、深みがあり、旨さが沁みいります。
ドメーヌ=デュ=バヌレのワインには、肉料理、チーズがとても良く合いますが、ひと味違った体験ができるのは、チョコレートを使ったデザートとの組み合わせです。カカオの甘みを最大限に引き出し、未知の味わいが現れます。

ワインをおいしくいただくポイント
ワイン本来の味を引き出すため、召し上がる2、3時間前の抜栓またはデキャンタの使用をオススメします。ワインが空気に触れることにより、香りと味わいがより広がります。

<畑>
私たちの3haの畑は、7つの区画に分かれています。13品種が植わっていて、シラー以外はゴブレ式で1本1本自立しています。7つの区画はそれぞれ別々の位置にあり、多様なテロワールからワインが生まれます。南西の区画ではシャトーヌフ=デュ=パプで有名な丸い石が豊富です。この丸い石は、日中蓄えた太陽熱を夜間にゆっくり放出します。ブドウの木が気温差でショックを受けないように、そして、ブドウが熟すように働きかけます。
北東に位置する畑は、良い斜面と日照に恵まれています。また砂が豊富な畑で、砂がフィルター代わりとなり、余計な水を素早く流してくれます。フィネスとエレガンスが生まれる区画です。
リューディ(区画名): Bois de la Ville, Bois de Boursan, Terres Blanches, Les Roumiguières, Le Grand Pierre

<収穫>
ブドウは、手摘みで丁寧に収穫されます。腐敗果などが混じらないように、不要な部分を畑の段階で選別します。蔵では、全房のままブドウをつぶし、果実についている天然酵母で発酵が始まります。
経験上、9月末が最高の収穫期となります。糖度もそうですが、(未熟なタンニンを出してしまうこともある)果梗の色も変わり、上質なタンニン、糖度と酸を得られます。ワインに深みを与えてくれる必要不可欠なタンニンは、2年の古樽熟成を経て、収斂性がこなれてきます。

<醸造>
いずれの年も伝統的な手法で醸造を進めます。手摘みの後、除梗せずに長い発酵に入ります。天然酵母の働きによりゆっくりと発酵が始まります。培養酵母を添加しないことが重要です。丁寧にマセラシオンすることにより紫色の色合いと力強さ、アロマが現れます。その年だけの個性を引き出せるよう、自然な醸造を心がけています。

<熟成>
カーヴは、城の丘の岩盤を掘って造られており、最上のコンディションをかなえてくれます。季節ごとにゆっくりと温度が変化します。2年間の古樽での熟成中、自然なデカンタージュと数回の澱引きにより澄んだワインが生まれます。そしてワインには全ての要素とタンニンがこめられたままです。

<瓶詰め>
ワインは、機械的なフィルターがけをすることなく、ドメーヌで瓶詰めされます。長めの良質なコルクで栓をすることにより、レンガ色の色合いと特徴的な香りを失わずに、長期間の熟成が可能になります。瓶詰めされたボトルは、セラー内のストックスペースでワインの壁として保管されます。リリース時期が来たら、手作業でキャップとラベルが付けられます。こうすることにより、出荷前にボトルとコルクの状態もチェックしています。

グラスの中で・・・
レンガ色の中に紫の入ったルビー色が光る。
赤い果実のコンフィチュール、そして森の下草の香り。
ボリューム感、均整のとれた骨格、タンニンと洗練さが現れる。

若いヴィンテージでは、赤い果実の香りがはっきりとしていて、タンニンはまだ硬めだが、シルキー。時を経たヴィンテージでは、懐が深く、こなれた骨格と伸びやかな余韻。タンニンはしなやかで革やカシスのコンフィチュールの香りを放つ。シャトーヌフ=デュ=パプは、熟成に向いた偉大なワインだ。

テクニカル・インフォメーション

13 CEPAGES
13品種

黒葡萄 – Grenache noir, Mourvèdre, Syrah, Muscardin, Vaccarèse, Terret Noir, Cinsault, Picpoul noir, Counoise
白葡萄 – Grenache, Clairette (blanche et rose) , Bourboulenc, Roussane, Picardan.

APPELLATION
アペラシオン
A.O.C Châteauneuf-du-Pape

SUPERFICIE
畑面積
3,5 ha

AGE MOYEN DU VIGNOBLE
平均樹齢
60年

PRODUCTION
生産量
年間 約 10.000 本

VINIFICATION
醸造
完熟状態で手摘みで収穫、除梗なし、収穫時の入念な選別、天然酵母での醸造、自然な清澄

ELEVAGE
熟成
24ヶ月の古樽熟成(大樽、小樽)

POTENTIEL DE GARDE
熟成能力 30年以上

TEMPERATURE DE SERVICE
提供温度 室温

DEGRE
アルコール度数 14,5%

ACCOMPAGNEMENT
お料理
肉料理、鹿肉、チーズ、チョコレートを使ったデザートとの組み合わせ。

CONSEILS DE DEGUSATION
2、3時間前の抜栓をおすすめします。オーセンティックなワインの証で、熟成とともに澱も出てきます。

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